交通バリアフリー法の施行などを受け、誘導ブロックと周囲舗装の色調について、視覚障害者の誘導に支障が無く、景観性にも配慮するユニバーサルデザインの研究がされてきました。評価は以下の式により算出される輝度比で行なうことが「道路の移動円滑化整備ガイドライン」などでも示されており、その値は2.0程度確保することとされています。

明度と輝度は傾向が似ています。路面温度に配慮すると輝度比が満足できなくなってしまい、輝度比を大きくしすぎると、景観性に違和感が生じ、路面温度も上昇し易くなってしまいます。
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輝度比:1.1
路面温度は上昇し難いが、視覚障害者の誘導に課題があります。 |
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輝度比:2.0
視覚障害者の誘導に配慮でき、景観にも路面温度上昇抑制にも効果的です。 |
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輝度比:3.2
誘導ブロックが目立ちすぎて違和感があり、路面温度も上昇し易くなります。 |
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