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世界のイノベーション



コロンブスがアメリカ大陸に到達して500年余り、人類は火星に無人ロケットを到着させました。この間、世界中のいくつもの国でバブルと大不況が繰り返され、とりわけ日本では初めて経験するバブル崩壊により、歴史的な低金利と高い失業率、少子化による将来への不安など、底打ちとは言うものの約10年に渡り不況が続いています。そこで、世界各国を例にバブルとその崩壊、不況とその脱出を整理してみると、ある疑問とヒントが浮かびあがってきます。

スペインとイギリスは16世紀より帆船で大繁栄期を経験し、ともに17世紀から一機に大不況へ転じました。それは造船業の限界の壁にぶち当たったからと考えられます。イギリスは実に60年後、石炭による蒸気機関を開発し、有名な産業革命により成長軌道に乗ることができましたが、一方のスペインでは今日に至るまで復活していません。アメリカは1930年代の大不況で20%を超える失業率を経験しましたが、原子力とエレクトロニクス技術で自力で這い上がりました。このようにバブルはイノベーション(技術革新)によって生まれますが、一方で環境負荷も大きくしているのは事実です。イギリスの産業革命は世界の歴史で最も有名なイノベーションですが、同時に二酸化炭素の爆発的な増加により地球規模の環境破壊につながっているといわれます。原子力は限りある資源のウランを使い、チェルノブイリのような悲惨な事故をも引き起こします。日本がバブルを経験する過程では、水俣病を代表とする公害も多発しました。つまり疑問とヒントとは、バブル崩壊からの復活はイノベーションによって支配されるが、産業革命以前のようなごく自然な生活をするのも正しい選択かもしれないということです。

現実は、わが国がタイムスリップして世界のイノベーションから立ち遅れた江戸時代の鎖国に戻れる訳も無く、仮にできたとしてもその選択はしないでしょう。日本には世界に先駆け、白色顔料の欠陥を逆手にとって光触媒という新しい環境技術を発見した人もいます。地球温暖化やヒートアイランド対策として屋上緑化技術も開発が進んでいます。超高齢化社会を視野に入れ、福祉を超えたユニバーサルデザインにも力が注がれています。イノベーションと呼べるものは多くの調査と研究から発明されたもののうち、その産業が生まれ、ネットワークが構築されて成功すると言われます。不況からの復活は、環境技術のイノベーションかもしれませんし、環境破壊との矛盾かもしれません。

ちなみに、コロンブスがアメリカ大陸を発見したのは風力を利用した帆船ですが、これは当時の立派なイノベーションと言えます。アポロ11号の設計責任者のフォン・ブラウン博士が、世界で初めて月面着陸した時、「ようやくコロンブスの気持ちが理解できた。500年前の人々にとって外洋に乗り出すことは、宇宙に飛び立つのと同じ大きな勇気が必要である。」と語ったことからも分かります。現代ではIT革命により光の速さで距離と情報が結びつく時代です。更に500年後にはコロンブスがインターネットを想像していなかったであろうと同じく、良いか否か信じられない世界になっていることでしょう。
SPECIAL FEATURE
Vol.6 LOHASな生活

Vol.5 世界のイノベーション

Vol.4 エコペイブの景観性

Vol.3 先進国ドイツに学ぶ「景観」と「舗装」

Vol.2 きれいな空気

Vol.1 環境へのプロローグ


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